岡田准一が主演を務めている

新作映画『永遠の0』が何と7週連続で、

観客動員数で一位を獲得したそうです!

 

ここまで大ヒットした映画は珍しいのではないでしょうか。

 

先々週の時点で6週連続一位で、

V6だなんて言われていたのですが、

それを越えてくるとは思いませんでした。

 

この永遠の0は特攻隊について描いた映画となっています。

戦争から随分と時間が経っているので、

馴染みが無い方もいるかもしれませんが、

特攻というのは機体ごと相手の軍に突っ込ませる事ですね。

 

海外でもカミカゼと呼ばれ、

恐れられていたのは知っているかもいるかと思います。

 

ところで、永遠の0には宮部久蔵という人物が登場します。

臆病者と呼ばれた航空兵である人物ですが、

彼は実在する人物なのでしょうか?

 

 

・永遠の0って実話なの?

実在の事件や出来事を元にした映画というのは、

日本内外問わず、結構たくさんありますよね。

 

この永遠の0も実話なのか・・・というと、

実はそうではなく、この映画はフィクションとなっています。

 

ただし、全てが創作という訳ではなく、

映画に登場する艦隊などの名前の中には、

実際に使われていたものも含まれています。

 

実際に存在していたものを元にして、

ストーリーを作り上げたといった感じですね。

 

ですが、登場する戦闘機などについては、

かなり正確かつ詳細に描かれていて、

フィクションでありながらもリアルさを失わないように工夫されています。

 

ストーリーはフィクションであると書きましたが、

実際にあったと伝えられているものもあります。

その例を少しだけ下に紹介します。

 

※ネタバレがありますので注意してください

 

 

☆特攻した宮部を米艦隊の艦長が丁寧に葬った

これは実際にあったエピソードが元となっています。

ミズーリという戦艦に特攻した零戦のパイロットである、

石野節雄、もしくは石井兼吉海軍二等兵曹がモデルになっていると思われます。

 

もしくは、という表現になっているのは、

あくまで推測となっているためです。

正確には判明していないようです。

 

彼はミズーリに特攻し、

対空砲火を見事に回避しながら特攻を成功させたと言われています。

 

その姿に心を打たれたミズーリの艦長は

パイロットを水葬した・・・というエピソードがあります。

 

当然ながら、ミズーリの乗組員からは反発もあったそうですが、

艦長が押し切ったそうですよ。

 

敵対関係にありながらも、

相手への敬意を忘れないというのは、

良い意味でアメリカらしいと思います。

 

ただ、このミズーリへの特攻は、

本来予定されていなかったものであるという説もあって、

そのために装備も不十分であったそうで、相手へのダメージも少なかった、

という裏話(あくまで仮説の一つ)もあったりします。

 

もし、ミズーリに大被害が出ていたら、

このエピソードは無かったのかもしれませんね。

 

上のエピソードが有名なものですが、

永遠の0を鑑賞した笠井智一(元零戦パイロット)は、

「宮部久蔵のような人はいた」とコメントしています。

 

その他にも戦時中を知る方が

宮部のような人物は実際にいた、とコメントしています。

物語自体はフィクションですが、

全くの作り話とは言い切れない、といった所でしょうか。

 

☆自分の機体の故障を隠して、その機体を別の人のものと交換した

これは大石政則という方のエピソードで、

自分の機体に謎の欠陥がある事が分かり、

船川睦夫という方に自分の機体との交換を頼み、

その機体で特攻をしかけたというエピソードがあります。

 

この大石という方は、

東京帝国大学(現東大)に主席で合格したという、

とても優秀な方だったそうです。

 

小学校から高校までもずっと主席だったそうで、

本当のエリートといった方だったみたいですよ。

 

それほど優秀な方が特攻で命を落とすというのは、

とても勿体無いような気もしてしまいますが・・・

 

・永遠の0と坂井三郎の関係とは?

話は変わりますが、永遠の0に関して、

坂井三郎という人物が話題になっているようです。

この方は戦時中にエースパイロットとして活躍した方ですね。

 

この方が実名で映画に登場しているんです。

坂井氏の著作である『大空のサムライ』を知っている方は多いと思います。

著作で有名なだけではなく、本人も撃墜王として有名な方です。

 

敵を先に見つけるという事を重視した戦術で、

非常に優れた戦果を挙げた方です。

視力がものすごかったそうで、

昼間でも星が見えたとか何とか・・・・

 

余談となりますが、

永遠の0が大空のサムライのパクリではないか、

という意見もあるみたいです。

 

坂井氏は戦時中に、教官としても活躍していて、

その指導は階級に関わらず、非常に厳しいものであった、と言われています。

 

こういうのが宮部久蔵のエピソードに使われているのではないか、

という事なのだと思います。

 

その他、上層部に批判的な言動を取ったりするというのも、

宮部久蔵と坂井三郎の共通点だったりします。

 

ちなみに、他の人からも評判があまり良くなかった

という点でも割と共通していたりします(笑)

坂井三郎は単に叩かれやすいだけ、という事もありますが・・・

 

戦争を題材にした物語なので、

資料などを参考にしながら作らなければならないでしょうし、

戦記などと似てしまうのは仕方ないような気もします・・・

適当に作ってしまうと、叩かれるのは目に見えてますしね。

 

ただ、坂井三郎をある程度モデルにして、

宮部久蔵を作ったというのはあり得そうな気がします。

坂井氏に限りませんが、撃墜王と呼ばれるような方々には、

インパクトのあるエピソードが多いですからね。

 

 

永遠の0については以上です!

テーマがテーマであるだけに、

様々な方面から様々な意見が寄せられているようです。

 

しかしながら、かつての日本に、

このような人たちが存在していたという事を知ることができる、

という意味ではとても意義のある映画なのではないでしょうか。

 

話の種にもなりますし、

まだ映画を見ていない方は見てみるのもアリだと思いますよ。